「はぁ」
思わず溜め息がこぼれる
マジでなんなんだよ
頭をクシャクシャと掻いた
「だぁぁー、もう!!」
俺は俯いた
すると、目の前に誰かの足が見えた
俺はその足を辿って、ソイツの顔を見る
「はぁはぁ、っ」
「ねぇ、大丈夫?すごい息切れしてるけど」
「おまっ、誰のせいだと…!!」
「自分のせいでしょ、晃」
晃はドカッとブランコに座る
…似合わねえな
「似合わねえ、とか思ったろ」
「…なんで?」
「似合わないことくらい知ってるからな!!」
「気にしてるんだ」
「っ」
どうやら晃はそれを気にしてたらしい
ふふ、意外だなぁ



