リビングに付くと、雄馬が口を開いた




「…雨葉、自分がなに言ったかわかってる?」


「うん」


「っ」





雨葉は無表情のまま頷く


雄馬はそれを見て眉を寄せた




「なんで…」


「?」


「なんでだよ!!」


「雄馬?」






雄馬は雨葉を怒鳴る



雨葉は訳が分からないという顔をしながら雄馬を見ていた





「雨葉は俺たちと一緒にいたくねぇのかよ!!」


「雄馬、違う。俺は雄馬たちと一緒にいたい」


「なら、なんで…」


「雄馬たち、仲間なれないって言われたとき困ってた。復讐できないから、焦ってた。だから俺仲間なった」





葉月たちは目を丸くする




「雨葉、俺たちのために仲間になったのか?」


「ん」





雨葉は葉月の言葉にゆっくり頷いた





「晃、雄馬、嬉しい?」





雨葉は晃と雄馬を交互に見る



その顔は、やっぱり無表情で