そして…。 「どう、潤君できた?」 えっ、こてっちゃんの声!? 気付くと、真横に、こてっちゃんも立っている。 しかも、手にはルーズリーフが…。 「だ、ダメ!!」 僕の静止は虚しく空振りに終わる。 「ホントにダメね。まだ俳句じゃない。竹田さん、どう?」 と、竹田さんこと、美月ちゃんの手にルーズリーフは渡ってしまった。