《カインSide》
―――――――――
―――――
―――
「メアリー、早く聖堂へ入れ!!」
メアリーを促すように背を押すが、メアリーは動こうとしない。
「メアリー?」
「…あなたはどうするのですか!?あなたも一緒に…」
メアリーは俺の腕を強く掴んだ。
その手をやんわりと離す。
「俺は…戻る」
「そんなっ…危険です!!」
メアリーは優しい子だ。
だからこそ…守りたいと思う。
純粋に、彼女の心が汚れぬように、どうか守ってやりたいと思う。
でも………
今は傍にいてやりたい人がいる。
「その危険な所に、あいつは一人でいるんだ」
「っ!!」
メアリーは口元を抑え、涙を流す。
「…そうです…あの方をおいて…私はっ……」
メアリーはきっと自分を責めてるんだろう…
慰めるように涙を拭うと、メアリーは弱々しく笑みを浮かべる。
「…お願いします…。アメリア様を……」
メアリーは深々と頭を下げる。
「あぁ、任せろ!!」
笑ってメアリーの頭を撫でると、メアリーも笑みを返した。
それから走り出す。
アメリア………
孤独に戦う彼女の元へ…
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「メアリー、早く聖堂へ入れ!!」
メアリーを促すように背を押すが、メアリーは動こうとしない。
「メアリー?」
「…あなたはどうするのですか!?あなたも一緒に…」
メアリーは俺の腕を強く掴んだ。
その手をやんわりと離す。
「俺は…戻る」
「そんなっ…危険です!!」
メアリーは優しい子だ。
だからこそ…守りたいと思う。
純粋に、彼女の心が汚れぬように、どうか守ってやりたいと思う。
でも………
今は傍にいてやりたい人がいる。
「その危険な所に、あいつは一人でいるんだ」
「っ!!」
メアリーは口元を抑え、涙を流す。
「…そうです…あの方をおいて…私はっ……」
メアリーはきっと自分を責めてるんだろう…
慰めるように涙を拭うと、メアリーは弱々しく笑みを浮かべる。
「…お願いします…。アメリア様を……」
メアリーは深々と頭を下げる。
「あぁ、任せろ!!」
笑ってメアリーの頭を撫でると、メアリーも笑みを返した。
それから走り出す。
アメリア………
孤独に戦う彼女の元へ…


