フラワーデイズ




「いらっしゃいませ。お持ちします」

 それきり、店長との会話は途切れた。
 壊れたテレビの話題と学校の話が続く今日は、なんてタイミングが悪い日なんだろう。

 芸能界に興味がなかったなんて嘘だ。
 私だって昔はそれなりにアイドルだって好きだったし、ドラマだってバラエティだって見てた。それが普通で当たり前だった。
 でもいまはもう興味はない。ついていけずに取り残されたら興味を失うのは簡単だった。


 店長の気遣いはありがたいと思う。

 でも、まだ。

 私にとっては触れてほしくない、癒えてないままの傷なんだ。