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放課後とか部活だし。
ってか、部活用のボールはマネさんが
キレイにしておいてくれてるからいいんだけど、
授業用のは何年使ってるんだよ。
それをキレイにとか
「無理だってのー!!」
「どどどどどどーした?」
「放課後部活行けねぇかも…」
「マジか…」
「啓人、言うことそれだけかよ…」
〇放課後〇
「おわんねぇ…」
「やっほぉー☆」
「叶夢かよ…」
「かよって何だよ…寂しいじゃん。」
「今、頑張ってんの。分かる?」
「んじゃあ俺も手伝うよ。」
コイツ部活は?
ってか、ここ外体育倉庫だし。
バスケ部の練習場所の体育館から離れてるし。
いや、手伝ってくれてるから嬉しいんだけど…
「ねぇ…サッカーの時話してた事覚えてるよね?」
「えっ、あー勝負つけるってやつ?」
「うん。さっきは負けちゃったけど本番は勝つよ。」
何いいたいんだコイツ。
「まぁ他の事も勝負したいんだぁ。
君には関係ないとは思ってるんだけど、
野村さん可愛いよね…」
「お前、頭大丈夫か?」
「ん?だってホントの事でしょ。
優斗がそうなら、野村さんは貰うね。」
「好きにしろ。」
「じゃあ好きにする☆ばいば~い。」
あ゛ー!!!!!(怒)
イライラする!
理由も分からないから尚更!
こまめが何とかとか言ってたな。
ってかおわんねぇーよ!!
「アハハ!だよね!やっぱめっちゃかっこいい。」
「もうあれだよね!あのお方は……って優斗じゃん!
杏さんボール運んどいて下さい!
最後はちゃんとしまうから!」
「仕方ないな、いいよ。ペアに感謝してね!」


