だ、誰かいた。


「ごめんなさい!大丈夫ですか?」


「こちらこそごめんなさい。
布団にもぐってたし見えなかったよね。」



布団から出てきたのは、
めっちゃかわいらしい女の子。


「ねぇ!名前は?!」


「わ、私は富野 奏(とみの かなで)。
そっちは?」


「あたしは野村 あずき。
奏ちゃん、かわいいね!」

「あずきちゃんのほうがかわいいよ!
ってもう時間!ごめんね、私戻るね!」


「ばいばーい!」



ついつい、盛り上がっちゃった。


でも何でこの短時間のために
保健室にいたんだろう?


「まぁいっか。それでは、おやすみぃ。」