こう言っちゃあれですが、
あたしの母は結構若いんです!!
あっ!
見た目ではなく、気持ちが。
気分は花の女子高校生ですから…(汗)
「ごめんね。母がうるさくて…」
とりあえず、あたしの部屋に通しといた。
あのままじゃ、叶夢君が危険だから(汗)
「いやいや、明るくていーじゃん。俺だったら友達にほしいなー。あーゆう元気な人。(笑)」
そう言って唇の両端を上げて笑う叶夢君をあたしの母が見たら……
……想像しないでおこう。
「ところで今日はどうしたの?夏休みなのに。」
「夏休みだからこそ来たんだよ。毎日会えないじゃん?」
まぁ…
そうだけど。
でも、会わなくても 良いわけで。
「それに、図書室で俺の話を聞いてくれなかったし。」
「あっ!!そういえば!」
そんな事もあったなぁ。
図書室に呼ばれて……
なんて思い出してたら、叶夢君がベッドに座ってたあたしの隣に座ってた。
「で、でもさ、あたしテスト勉強しなきゃだったし。」
「なんだ。それ本当だったんだ。てっきり、俺が抱き締めちゃったからかと。」
それも一理あるかな。
ビックリしたし。
「それで、話とは?」
「あー。話ってのは好きな人に関しての話なんだけど。」
恋バナ!!
人の話を聞くとめっちゃテンション上がるんだよね!!!
「俺ね、あずきちゃんが好き。」
そういって壁際に追い込まれ、
壁と叶夢君に挟まれた。


