眠り王子×無関心姫 SS 【完】




その様子は何も悪くないあたしでさえも、「ごめんなさい」と謝らなきゃいけないような雰囲気。


もうすでにナツくんの目は恐怖一色に染まっていて、口も動かない。







「……一生、顔見せんじゃねえ。俺にも、舞憂にも。」

「……っは、い………。」



そう答えると、ぱたりと手を落として玲くんが舞憂のそばにしゃがみ込んだ。