眠り王子×無関心姫 SS 【完】






にっこり笑いながら玲が広げた腕にもたれれば、トクトクいう心臓の音が聞こえて、よりいっそう眠たくなった。





「寝ちゃう、よ……あたし……」

「寝ていいぞ。」

「………。」





するすると髪を梳く玲の手が気持ち良くて、ふわふわと眠りに落ちた。