舞憂を見つけられないままやってきた春。 俺たちは学校を卒業した。 楊はぐっすり眠れてないみたいで、顔色がすこぶる悪い。 「…しっかりしろよ?」 松原も教師を辞めるらしく、心配そうに俺たちに声を掛けていた。 楊は、泣きもせずに無表情のままだった。