あたしは自分を心配してくれる人がいると思うと嬉しかった。 その反面、怖いという感情もあった。 こんなに優しくされて、自分では何も出来なくなるんじゃないかって…。 今は優しくても、後から離れて行っちゃうんじゃないかって…。 あたしは小さく 「……ありがと」 とだけ言った。 それを言った後、休み時間終わりのチャイムが鳴った。 あたし達は2人で保健室から出、教室に向かった。 あたしは松野空に出逢って、少しずつ変わってきているのかもしれない……。 あたしは正直にそう思った。