「咲ちゃん大丈夫? なんか難しい顔してる」 ほら、恭ちゃんは あたしを見てくれてる。 大丈夫。 きっと大丈夫 「ううん! 大丈夫だよっ」 「あんまり無理すんなよ」 恭ちゃんは、優しい あたしは恭ちゃんが好き。 それだけで幸せじゃん… 「ありがと。 気にしないで?」 「ん。 ねぇ、咲ちゃん 映画でもみよっか。 俺、見たいのあんだ! 付き合ってくれる?」 「もちろんっ」 あたし達は映画館に向かった