あ…

ちょっと忘れかけてたけど

恭ちゃん、熱があるんだ…



「恭ちゃん、少し寝て?

悪化したらよくないし、ね?」


「うん。

じゃあ咲ちゃん一緒に寝てよ。」


やだ!って拒否しようと思ったけど


恭ちゃんがあまりにも
捨てられた子犬みたいだから


渋々OKした。



あたし、恭ちゃんには弱いみたい……


一緒に布団に入って少しすると

恭ちゃんから寝息が聞こえた

きっと疲れてたんだね…






恭ちゃんはあたしをしっかり抱いて


幸せそうに寝てた。




あたしも、幸せだ。