軽い捻挫だったあたしは
大きな湿布を貰って
帰りのバスに乗った

「優子、ありがとね」


「いえいえ。

蒼井が気づいてくれてよかったね

蒼井のこと、ちょっと見直した」


「うんっ!」


「もう、咲愛って超鈍感(笑)」


「え?なに?」


優子がボソッと何か呟いたけど
教えてくれなかった




朝の修太くんといい優子といい

なんなのよ!








結局よくわからないまま

バスはあっという間に学校について



行きの長かった道のりは

なんだったんだろう?



って思う程だった