「咲愛!おはよ」


「優子っ!おはよ〜」


優子に、この気持ちがなんなのか

聞いてみたいけど
なんとなくダメな気がした

なんとなく、ね…





「…優子、おはよ」

恭ちゃんが遠慮がちに優子に挨拶をして


「…おはよ」


優子は小さな声で挨拶を返し、
自分の席に向かった



「咲ちゃんのおかげだよ

優子が挨拶してくれるよーになったの」


恭ちゃんは喜んでるみたいっ


なんだかあたしもうれしーな…



「よぉ、恭平、春木」


まだ眠そうな修太くんも
かなりギリギリにやってきて



また今日も1日が始まる