「咲ちゃん…
俺もごめん…
俺がしっかりしないから
不安にさせてんだよな…
俺も話すよ、綾花のこと」
綾花ちゃん…
恭ちゃんの口からやっと聞けるんだ…
「綾花とは、何回か関係を
持ったのは事実だから
否定できない…
でもあの日、ちゃんと終わりにした
咲ちゃんに告白したかったから。
綾花は、幼なじみでもあったから
今、言い寄ってきて
きっぱり振り切れない俺が悪いんだ…
本当にごめん」
綾花ちゃんのことは
好きになれないし
言われた言葉は
許せないけど
もう気にしないって決めた
恭ちゃんを信じるって決めた
だから
恭ちゃんのそばにいれれば
あたし、何言われても
我慢できる。
「恭ちゃん、あたし大丈夫だよ?
恭ちゃんがあたしのそばにいてくれたら平気」

