「はい」 春人は真っ直ぐお父さんと向き合った。 「それで大丈夫なのかね?君の家の方は・・・」 「大丈夫です。弟がいますし」 「それならよかった」 お父さんは安心したように胸をなで下ろした。 「横田くん、よかったら今日泊まっていって」 お母さんが突然そう言い出した。 「いや、それは悪いです」 「いいから。私たちもう少し横田くんと話したいから。これから家族になるんだし」 「ああ、そうだな」 お父さんもお母さんもとても嬉しそう。 息子ができたからそれだけで舞い上がってるみたいだ。