俺はドアを開けた。



「どうした?」


「…シャワーを貸して欲しいの…」



「ハァ!?何で?」


「お湯が出ないというか…」



「それなら、フロントに言えよ!!」


「時間的に遅いし…ホテルの人たちも迷惑でしょ??」


「俺だって迷惑なんだけど・・・」


俺は語調を強めて、あおいに返す。



「身内だし…いいじゃん」