あのキスから、佐久間君は教習所に顔を出していない。



連絡も来ない。



彼の身を按じてるけど、私には捺がいる。



記念日に久しぶりに過ごした二人の時間。



互いにすれ違い、



一時期、佐久間君に心を奪われかけたけど、私のいちばん大切なのは捺。



取り返しのつかないコトになる前に、気付いて良かった。



もう一度、捺と向き合い…2人の時は蜜月のような甘い時を今は味わっていた。