その言葉が、とっても嬉しかった。

 だって。

 わたしだって、司しかいないんだもん。

 こんなに。

 こんなに大好きなヒトは……!

 司は、ずっとお隣さんで。

 子どものときからずっとそばにいた。

 一度は、嫌いだもん、なんて意地もはったことがあるけど。

 本当は、好き。

 肌に触れているだけで好き。

 泣いちゃうぐらい好き。

 だから、これからも。

 いつまでも、いつまでも、わたしの側に居て欲しかった。



 ……けれども、本当は。



 この『恋』が期限つきだって。


 わたしも、司も、知ってたよ。