時は今




 智は、香水をつけるほどでもない。柑橘系の爽やかな印象のボディミストを吹きかけて完了した。

 涼はお気に入りのコンフィクショナリー系の香水をつけている。

「さて、夕飯の支度始めますか」

「リビングのテーブルに持ってきて作る?」

「コードの長さ足りるのかなぁ。涼、延長コードってあるのか?」

「うん。あったと思う」

 涼が先立って探しに行く。

 こういうことが楽しいのは、一緒にいてくれる人たちが幸せをくれるからなんだろう。