「あー…頭痛い…」 由貴が目頭を指で押さえる。生徒会室。由貴の他には桜沢涼、菊水未央、長野悠、岩永めぐみ、児玉蒼がいる。 「会長、大丈夫?」と涼が声をかけた。あまり眠っていないのである。長野悠が目を通していた予算案から顔をあげた。 「会長、俺達で進めておくので。先に上がってください」 「──。ありがとう。任せていい?」 「はい」 「会長、お疲れ様」 涼もそう言って、由貴を退席させた。由貴は楽譜を抱えて音楽科に向かう。練習があるのである。