そんな西原さんも小学生の時辛い想いをしていた。 だけど彼女は逃げなかった。 俺とは違う。 西原さんは俺にはないものを持ってる。 だからこそ彼女の言葉は胸に響く。 あの日に決意したんだ。 もう一度、0から始めようって。 本格的なリハビリも始めた。 球技大会も優勝した。 小野田と顧問にも話した。 球技大会の翌日が俺の再出発の日だ。