後半全く進まなかった物理の課題をペンを挟めて閉め、部屋を出て階段を降りていく。

コツコツ…今日は一階随分暖かいんだな。そう思いつつリビングへと足を運ぶ。

英樹「あー、腹減った。今日は何…っ!?」

そこには俺の家族の一員と化したゆりの姿があった。

ゆり「さぁお兄ちゃん座った座った」
「座った座ったぁ」
英樹「座った座ったじゃねー!ていうか穂乃香まで一緒になってんじゃねー!」
穂乃香「いいじゃん私達仲良しだし。ねー」
ゆり「ねー」

まぁ仲が良いことは認めよう…。長年お隣さんなんだから、彼女ら二人は姉妹みたいなものだろう。