ー今日はこんなに綺麗な満月 あんな穢れた人間だらけの舞踏会より 美しく輝く月や星を見ている方が ずっと心が休まる… 「はぁ~本当に美しい満月だわ」 "チッ…もう女に見つかったか" 悪態をついて振り替えると そこにはサラサラとした ブロンドの髪をもつ少女がいた 彼女は俺の存在に気がついていないらしく テラスから身をのりだし ずっと月を眺めながら 独り言を呟いていた