「 じゃぁ…
俺たち友達っていうのやめようか…。 」


夢叶の顔色が悪くなっていく、
心配になって


「 夢叶。 」


オレが続きを伝えようとした時


「 そっかぁ…
わかった…
そうだね…
よくわかんない関係だもんね、私たち。
うん!わかった。
今までありがとう。
楽しかったよ。
幸せだったし…。 」


夢叶は泣かないようにガマンしているようで、
下くちびるを噛んでオレを見ないようにしていた。

でもオレに無理矢理にニッコリ微笑んでくれた。

その笑顔が愛しかった。


「 オレは…今の友達関係を終わらせたい。
だから…今日あらためて。 」


オレは夢叶の手に触れて
涙をオレのハンカチで拭いた。


「 結婚を前提にお付き合いしてくれませんか? 」


「 はい! 」


即返事をしてくれた夢叶の頬にたまらずにキスをした。


「 拓武、何もかわらないでいてね。 」


「 もちろん今まで通りだよ。 」


やっと夢叶と恋愛がはじまるんだなぁ。

ホントにやっと…。





end