とりあえず、ケイの無事を確認できて少し安心した。



「寛人、厄介な事になった。」


「どうした?」


「転入生の牧田斗真は
やっぱりあの斗真だったんだ。赤鬼の頭が斗真だっつう噂があるらしくてな。




「マジかよ…
じゃあ、斗真はお前を潰そうとわざわざ伊坂に変装して、転入してきたんか。」


「あぁ…。
それと…クレハが居なくなったんだ。もしかしたら
斗真がクレハを拉致ったのかもしれねえ…」



「はあ?
ちょっとクレハが居なくなったてどうゆうこと!?」


絵理が怒りをあらわにした。



「絵理…落ち着け。
とりあえず日向、赤鬼の
居場所を探す。
もし、斗真がクレハちゃんを拉致ったとしたなら、
居場所は赤鬼の倉庫だろ。」



「そうだな。
寛人、巻き込むけどいいか?」



「当たり前でしょ?
龍王を守るためでもあんだし。」



「あぁ。
絵理、クレハを助けたら
連絡するから、龍王の倉庫で待っててくれ。」



「わかった…
日向、クレハをなんとしてでも助けてよ!」




「わあってる…。
俺のクレハだからな!」



クレハ…今行くから…




もう少し待っててくれ。