ハーレム ブラッド2

「ダリシスさんの言うことが本当なら…」

咲子が言う。

「君たちは今の電話の内容が聞こえたのか?」

華乃が言う。

「私たちは耳が良いのよ。」

姫野が言う。


「焦ってるところ悪いけど…

何があったの?」

アゲハが言う。

「幸大さんが死んだ可能性があります。」


ガタンッ!

咲子の声とともに屋上の扉付近で音がした。

「誰だ!!」

マリアが素早く扉を開いた。


「わ…私のせい…」

朱鳥がそこに座り込んでいた。


「楠木さん、何でここに?」

優衣が言う。

「私が…私が…」

朱鳥が床を見つめ震える声で何度も言う。


ガッ!

咲子が胸ぐらを掴み立ち上がらせた。

「ひっ!?」

朱鳥が見たのは蒼き瞳の咲子だった。

「あ…ああ…」

朱鳥が怯える。


パァンッ!

咲子が平手打ちをする。

「あなたは何を知っているんですか?

さっさと話さないと…殺しますよ?」

とてつもない殺気を纏う咲子。



「わ…私が…人質になったように見せかけて写真を撮ったの…


それを…佐藤たちにメールで送って…

あいつらは…私を人質にとったと思わせて…

あの男に仕返しするって…

私…それに…協力して…


でも…殺すなんて…聞いてない…」


バキィッ!

咲子が殴り飛ばす。

「がっ…うぁ…」

朱鳥が顔面を抑える。