「じ、じゃあ私も…」

きゅっ。

沙羅も抱きつく。

「あ…ズルいよ、皆!」

優衣も幸大に抱きつく。

「私も!!」


ガバッ!

マリアが飛び付いて幸大が後ろに倒れた。


「なら…私も空気を読みましょう。」

咲子が抱きつく。


「な!?

わ、私も仕方なく…空気を読むだけよ?」

朱鳥も幸大に抱きつく。



「暑いっつーの!!」






元に戻る。


「で…他の皆さんの進路は?」

咲子が言う。


「私は市内の理系の大学に行こうと思うわ。

そのあとにVAPで働く予定。」

姫野が言う。

「私も市内の大学に行くつもりだ。

今はまだ、自分の将来も見えないしな。

だから大学に行くことで何かを見つけられれば…と思ってな。」

華乃が言う。


「…。」

朱鳥がモジモジしている。


「トイレか?」

マリアが言う。

「違うわよ!!」


「朱鳥ちゃんの進路は?」

優衣が言う。


「…。」

朱鳥が幸大の方をチラッと見て目を逸らす。


「そう言うことですか。」

咲子が言う。

「え?」

幸大が言う。

「私も朱鳥ちゃんと同じ進路だにゃ〜!」

クーニャが言う。

「私もですわ。」

アゲハが言う。

「そう言うことなら私だってゆくゆくはあんたたちと一緒よ。」

姫野が言う。

「当然私もな。」

華乃が言う。