家に着いても無言の俺達
無言のまま、綾が作った夕食を食べる
そして、無言のまま寝る時間になる
「颯太」
このまま綾と会話をせずに1日を終えるのかと思っていたら…綾が俺を呼んだ
「え…あ、何?」
呼ばれるなんて思ってなかった俺は驚く
「あのね、考えたよ」
何を?
ごめん、全然話がわからない
理解出来ていない俺を置いて、綾は話を進める
「お父さんに言われて、私は颯太の所に来たの。その時は、はっきり言って颯太のこと嫌だった。むしろ、大嫌いだった。女の子で遊ぶなんて信じらんなかった」
綾の言葉がグサグサ刺さる
そして、理解した
綾は俺の告白の返事をくれようとしている


