ショッピングモールまでは徒歩で30分で行ける 隣に歩く綾はとても楽しそうだった 「颯太とお出掛け初めてだね!」 「ん。そーだね」 今までは、綾とどこかに出掛けようなんて思ったことすらなかったからね… 過去の自分を振り返りながら前を見て歩いていると、隣からの視線に気づく 「…何?」 「やっぱり茶色が似合うなぁーって思ったの」 あぁ…髪色ね 綾に言われて一週間しないうちに染めた髪色 綾が言った通り、この色の方が似合うらしく周りの反応も良かった