「やったねー!良かったじゃん!」 綾の死角になるように立っていた女が言う 「あぁ…そうだね」 何をそんなにモヤる必要があるんだよ俺 あんな聞き分けの良い婚約者でよかったじゃん そうだよ これで、綾を気にせずに他の女と遊べるんじゃん 「行こっか」 「うん!」 俺が言うと女は俺の腕に絡み付いて返事をする そして、俺達は綾のいるFクラスに背を向けて歩き出した 向かうのは、朝見た"お城"