「じゃ、聞きにいけばいいよ!一人で帰れるか?ってさ!」
「うーん…」
うーん…と唸りながらも来てしまったFクラス
中を覗くと綾の周りにはたくさんの生徒が群がっていた
しかも…8割男…
その中心で、のほほんと笑っている綾を見て少し嫌な気分になる
「綾」
俺が呼ぶと、綾もその周りの生徒も振り返る
「あ、颯太」
俺の姿を確認した綾は生徒の群れから出て、俺の方に寄ってきた
「なに?」
「…一人で帰れるか?遊びに誘われてさ」
「…女の子?」
「あー…うん」
遊びに誘われ…と言ったら女の子?っと聞き返してきた綾
きっと、俺の評判が綾の耳にも入ったんだろう…
だとしたら…
駄目って言うんだろうな
俺、婚約者だもんな


