俺と馬鹿と新婚生活?!


俺がちゃんと綾乃を見ていなかったら

綾乃に夢中にならなかったら

綾香と綾乃を見分けることが出来なかった


見分けることが出来なかったら…

綾乃は…
死んでいたかもしれない


今、俺の腕の中にいるこの温かい存在は…無かったかもしれない


そう思うとゾッとする


「綾乃…」


綾乃がいない世界を想像して怖くなる

だから、抱き締める腕に力が入ってしまう


「颯太…?」

「綾乃…愛してる。誰よりも…何よりも…お前を愛してる」


指輪なんて準備出来てないけど

今は言葉しか言えないけど




「俺と…結婚して下さい」