車が止まる どーやら、家に着いたらしい 車の扉が開き外に出ると、お父さんが立っていた 「寄越すんだ」 お父さんは手を差し出して冷たい声で言う お父さんが何を出せと言っているのか分かっている 私は首の後ろに手を回して、付けていたネックレスを外す これは、颯太が買ってくれた物 でも、それは"綾香"の物 外してソレをお父さんに渡す 「ソレもだ」 次は私の左手薬指にはまっている指輪 これも、颯太がくれた物で…"綾香"の物 私が"綾香"から"綾乃"に戻っていく