「一旦帰るのに…それ必要?」 帰る支度をした綾の腕には、いつかのウサギのぬいぐるみ 「うん、必要!お気に入りのウサちゃんだもん」 おまえは小学生か… まぁ、でも… 気に入ってもらえてるなら良かったよ 「あ、迎えが来たみたいだよ?」 家の前に黒い高級車が一台止まる 「…うん」 綾の元気が無くなる 「どうした?具合悪い?」 俺が聞くと首を横に振る 違うの? じゃ、どうしたの? また、マリッジブルー?