「さがすよ。だってエルおじちゃんもシズカくんもみんなみんなみーんな。お母さんのこと大好きだもん。けっこんしきお祝いしたいもん。だからきっとさがしてるよ」 心配そうに見上げてくる幼い顔に、精神年齢が低い祝詞がニコリと笑う。 「椿のことを一番大好きなのは僕だよ」 「そうじゃなくてー!」 四歳を本気で苛める24歳はどこまでも大人気なかった。