「します。結婚…」


隣で佐喜が驚いている。


しかし、佐喜とは裏腹に王妃様と国王陛下の顔は明るかった。


「本当ですね???………貴女たちはまだ未成年…妃…貴女は今日からこの城で暮らすことになりますが、結婚は1年後の今日です。良いですね??」


1年後……私は結婚するんだ……

「はい。」



この日、私は普通の日々とさよならした。