皇子と私



2人きりになった部屋は静かで、少し緊張した。



「亜美……」


佐喜が私の名前を呼んだ。


「………はい!!!!!!」


「ふっ…………俺のそばにずっといてくれ………」


「え…………」


「嫌なのか???」


「ううん…佐喜がそんなこと言うなんて…珍しいな…って………」