皇子と私

「別に、分からなくていいでしょ………」

理央は私の腕を掴んで立ち上がらせた。

「ちょっ、何??」


「俺のこと………」


理央が何か言おうとした時、

「おい!!亜美!!!何してる!!?????」

佐喜!!!!


理央の手を振り払って佐喜の所へ走った。


「今から、隣の国の方々と食事会だ。着替えるから、早く部屋に戻るぞ。」


「うん。」