「そりゃ、殿下はまだ幼かったから、かわいいと思っていたの………だから、それが恋愛感情だったなんて全く気づかなかったわ。」 椎名さんは後ろからナイフを出した。 「私はあなたを2度殺そうとしたことがあるわ………1回目は、スープに毒を盛ったわ…でも、明日田さんが毒の入ったスープを殿下の方においてしまって失敗。貴方がくるまえに解毒剤を飲ませたわ。2回目は、、、城を出るとき。………あれは………ふふっ…上出来………あんたを殺せなかったけどね…」 「…………」