皇子と私



………―


車に乗ると、珍しく佐喜から話かけてきた。


「今日は、多分遅くなる。」


「知ってるわよ。さっき聞いてたもの。」


「…………」


「…………」


この沈黙………私が悪いみたいじゃない!!!!