皇子と私



「楽しむ??これは全国民が見る式だ。ふざけられるわけがないだろ???」


「ふざけるんじゃなくて……楽しそうな顔を………」


佐喜は話を最後まで聞かずに、明日田さんをよんで本を渡した。



「殿下、亜美様。まもなく皆様が中に入られます。準備はよろしいですか??」


佐喜は私を何だと思ってるの??


国王になるための材料??