せっかくのイケメンがもったいないなと思いつつ、私も嬉しくて顔の筋肉がゆるみっぱなし。


太陽、みやび………私“彼氏”出来ちゃった!!


2人は知ってると思うけど、私にとっては初カレ……嬉しさも倍だ。


でも――――…言わなきゃ。


「千梨…変な勘違いして傷つけちゃったけど、本当に私でいいの………?」


少し声をいつもより低くして尋ねた。


喜んでた千梨が真顔になって、ピタッと動きが止まる。


無言の間、昨日の私の愚かな言動が蘇っていた。


あんなにヒドイ事言っちゃったのに許してくれるのか、不安で堪らない。