マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2

「これでようやく話せるな。お前軽過ぎ。もっと食べなきゃダメじゃん」


「………アンタだって男の子にしては小食じゃん……」


連香は下を向き、顔を上げようとしない。


痺れを切らしたオレは、背中から抱きしめてたのを、真正面からに変更した。


「ギャッ!?」


「あーーーカワイイ。カワイ過ぎて食べちまいたいなぁ、お前の事」


「ハッ?私食べれないから!人間が人間食べれるワケ無いでしょ!!」


こういうのを素直に受け止めてしまうのが、天然プリンセスの連香様。


こんなにカワイイと思える子がいるのに、実は彼女がいるって?