マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2

複雑な気持ちを胸に抱えて5分程走りに走り、公園に着いた。


昨日来たばかりだというのに、スゴイ懐かしく感じた。


「どこだ………あっ………」


キョロキョロ辺りを見渡すと、連香を見つけた。


ブランコに座り、背中を丸め俯いている。


オレは足音をたてない様に、後ろから連香に近づいた。


「千梨のバカ…アホ……ウソつき、強引、ワガママ、ドS……」


連香の呟き……言い過ぎだと思うんだが。


「悪かったな、バカでアホで強引でワガママでドSで」


「!?えっ……」


後ろを振り返った連香が、オレの存在に気づく。