「………へ?」


ポカンとするオレに最後に“沖津君もじゃあね”と言うと、相ケ瀬のお袋さんは帰って行った。


「そう言えば幹居君に似てるわね……紀香、私も勇と太陽と蜜柑帰って来るから、それじゃあね」


神蔵のお袋さんも、オレ達に笑いかけて帰って行く。


幹居母子と残されたオレは、口を開けて突っ立っていた。


オ、オレと連香のお父さんがソックリ………?


「お母さん、やっぱりお母さんも千梨お父さんに似てると思う?」


連香が母親に尋ねる。


「ええ、似てるわね。ビックリしたわーーー」


ウソ、妻と娘公認っ!?