その袋をオレの片手に、微かに赤い顔で押しつけた。


「コレ…千梨に作ったの。甘いのあまり得意じゃない聞いて甘さ控えめにしたから……食べて?//////」


潤んだ上目で言われ、オレの顔も真っ赤っ赤になった。


「あ…ありがとう……//////お前も食べちまいたいな………」


「え?千梨何か言った?」


首を傾げる連香に、“別に”と返す。


天然でこういうのしてんだろうけど、カワイ過ぎてマジ食っちまいたい。


早くオレのものになってくんないかな………連香。


ボーーーッとしてると、ポケットのケータイが鳴った。