髪の毛はオレンジが半分混じった茶髪で、風が吹く度サラッとなびいていた。


「……カッコイイ……」


無意識に呟く。


だって…本っ当にカッコイイ人なんだものっ!!


幼稚園から一緒にいた太陽も、みやびという美人な彼女がいるのに、よく告白されるイケメンボーイ。


その太陽と張り合えると思える位、男の子はカッコ良かった。


「どうもこんにちは」


男の子が目にかかった前髪を避けながら、私に言った。


「こ……んにちは………」


お弁当箱を落とさない様に押さえて、返事をする。


って…………ちょっと待って?